iPhoneアプリ開発書籍の 選び方
iPhoneアプリを使うだけでなく作ってみたいと
思う人が増えているんじゃないかと思います。
ネット情報だけだとバージョン情報がまちまちで
まとまっていなくて中々上手くいかないことが
多いです。
そこでiPhoneアプリ開発の入門書を購入しようと
思うわけですが、書店に行けば所狭しと何冊も
iPhoneアプリ開発の書籍が陳列されており
どれを選んだらいいか分からない、迷ってしまうと
方も多いのではないかと思います。
そんな方のために、iPhoneアプリ開発の書籍の
選び方を私なりに整理しご紹介しようと思います。
●一番無難な森 巧尚さんの書籍
やさしくはじめるiPhoneアプリ作りの教科書 【Swift 3&Xcode 8.2対応】 (写真は旧版です。)
1、XcodeとSwiftとは、最新版を扱っているものを選ぶ
iPhone、Androidに限らずスマホの進化は速いです。
最新版の書籍を購入したが、数か月置きっぱなしに
してたらiOSのバージョンアップがあり書籍のサンプルの
コードでは、動かなくなってしまった。
ということは、普通にあります。
中級者くらいになれば、その辺のところの対処は、できるようになるのですが、入門者、初級者にはまだ難しいと思うので
初級者はなるべく最新バージョンの書籍を購入することをお勧めします。
●初心者にお勧めの書籍!
2、自分に合ったものを選ぶ
これは、iPhoneアプリ開発の書籍に限ったことではないですが、
やっぱり自分のレベルにあったものを選ばないと途中で
挫折する率が高くなってしまいます。
購入を検討している書籍を書店で中身を確認することはもちろんですが、
アマゾンで検索して書籍レビュー情報を確認することも必要だと思います。
3、その書籍がどこの部分に注力しているか知る
iPhoneアプリ開発に必要な技術情報は、多岐にわたります。
一冊書籍をマスターしただけでは、まだまだ自分の思うように
アプリを作れない場合がほとんどです。
WindowsユーザーならそもそもMacの使い方から覚えなければ
なりませんしその他
〇Xcodeの使い方
〇Swift言語の使い方
〇APIの仕様と使い方
〇プログラミング自体を理解する
等々細かいことも上げれば覚えなければならないことは、
切りがないほどあります。
とても一冊の書籍では、説明しきれません。
ですから書籍が、どの部分を注力しているかを目次や
アマゾンのレビューで調べて自分のニーズに合うか
確認する必要があります。
その書籍が、
〇サンプルを幾つか載せてそのコードの解説
〇各機能を一つ一つ説明して解説
〇Swift言語の習得を解説しているページ数
書籍によって上記の掲載されている割合が違うので、
自分がどのところをその書籍で主に知りたいか
目的意識と方向性をしっかりする必要があるかと思います。
また
①iPhoneアプリ開発の概要を知るだけで良いのか?
②作りたいアプリがありその参考となるサンプルアプリや
機能が掲載されており、そのコードがちゃんと使えるか?
③ただ単に動くサンプルアプリやコードが掲載されている
だけではなくしっかりiPhoneアプリ開発の仕組みを解説して
理解できるように導いてくれる書籍かどうか
いろんなニーズがあると思いますが、
概要を知るだけ(上記①)なら導入本としてiPhoneアプリ開発の
各項目をバランスよく掲載されているものがベストでしょうし
作りたいアプリがある場合(上記②)そのアプリに必要な
機能のコードが掲載されておりそれがしっかり動作するかどうか
その辺をアマゾンのレビュー記事等で確認する方が無難です。
一見自分の作りたいアプリがサンプルとして掲載されていても
そのサンプルが実際に動作せずコードも使い物にならない
ということになれば、目的を達することができなくなります。
●中級者、iPhoneアプリ開発の仕組みを理解したい人にお勧め(ただしSwiftのバージョンが旧バージョンです。)
iPhoneアプリ開発の仕組みや本質的なところまで理解しようと
するとなかなか一筋縄では行きません。
そうするためには、Appleのドキュメントを読みこなして
活用できるようになる必要があります。
導入本や入門書籍を何冊か読んで実践した後
オライリー出版やインプレス出版から出版されている本格的な解説書を
読み込んだり、YouTubeでスタンフォード大学のiOS講座を視聴する等
して長期間継続的な努力が必要かと思います。
C言語やJava言語の習得もiPhoneアプリ開発の勉強と併用する
ことも有効だと思います。iPhoneアプリ開発と云っても結局は
プログラミングなのでプログラミングの基本的なところを理解して
おく方が、中級、上級と進むにつれてのステップアップの速度が
違って来ると思います。
まあ結局は、これらのことを自分のペースで楽しみながら
継続的に取り組んで進めて行くことが大切だと思います。
目標を決めて、目的をもって日々コツコツ時には亀のように
またある時には牛のようにモソモソと前を向いて進んで行きましょう。
(私は、ウサギ年ですが・・・・・)