iOS10.3.2にアップデートしてみた
今回のiOS10.3.2のアップデートは、新しい機能追加はなく
セキュリティ強化とバグ修正だけということです。
iPhoneが、Windowsパソコンのようにセキュリティソフトを
入れなくてもほぼウイルスに感染しないのは、Apple社は
iPhoneで使用するアプリを、AppleStoreからでないとダウンロード出来ないようにしているからです。
iPhoneアプリを公開するためには、Apple社の審査に
申請する必要がありますが、そこでウイルス等
マルウェアが検出されると当然審査の通ることなく
公開することはできなくなります。
このApple社の厳正な審査があるということと
もう一つの理由は、iPhoneに搭載されているOS、
iOSのシステム上ウイルスソフトが作りにくいという
理由があります。
iOSではディスク領域のすべてを検索するアプリを開発することはかなり難く他のアプリを使いながらバックグラウンドでウイルスアプリを動かすということも非常に出来ずらい仕組みに
なっています。
(音楽再生や位置情報などいくつかはできますが・・)
ですからiOSのシステム常駐型のウイルス対策ソフトは開発することは、かなり困難です。(Apple社の審査基準に反し審査に通らないと思われます。)
そんな感じで他のデバイスに比べ安全なiPhoneですが、
絶対にウイルスにはかからないわけでは、ありません。
ブラウザ経由で、悪質な仕掛けがしてあるwebサイトに
アクセスするなどして何らかの攻撃や情報詐取を受けて
しまうことがあります。
その際iOSのわずかなセキュリティホールや脆弱性に
つけ込まれる可能性もゼロでは、ないので
今回のようなセキュリティ・バグ修正のみのアップデートでも
しっかりアップデートしておく方がより安全にiPhoneを
使用できると思います。